【先行・10月号告知】松岡昌宏・独占インタビュー TOKIO解散後、初めて新聞・雑誌に口を開く…北海道の月刊誌「財界さっぽろ」に語った “グループへの思い、芸能生活36年、函館二拠点生活”

©財界さっぽろ

「よろしくお願いします」

 軽く会釈をして、やや低めのトーンでインタビュー会場に入ってきたのは、俳優・松岡昌宏氏。TOKIO解散から2カ月(8月17日)、新聞・雑誌などの紙媒体のインタビューに応えるのは今回が初めてだという。

 180㌢を超える長身で、そのいでたちは黒のハットに黒のロングジャケット、最近トレードマークになっている薄めのサングラス。北海道の月刊誌「財界さっぽろ」は政治家、経済人にインタビューすることが多いのだが、松岡氏の第一印象は、過去に本誌記者がインタビューした北海道出身(真狩村)の歌手・細川たかし氏に似た〝大物芸能人〟のオーラだった。

 一方で、少し重苦しい雰囲気も感じた。

 松岡氏が、東京と北海道・函館市の二拠点生活を始めたのが1年ほど前。札幌市出身でもある松岡氏に北海道への思い、函館二拠点生活などの話を聞くため、地元誌として、取材の申し込みをした。株式会社TOKIOスタッフから「北海道での案件は、本人も調整できるものは受けていきたいという姿勢でございます」という回答を得て、快諾してもらった。

 事前に提出した事務所への質問項目の1つに「(語っていただける範囲で構わないので)TOKIO解散について」と明記。質問項目全体にを通して、事務所から内容に問題はないとの趣旨の回答がきた。

 ただ、本誌記者は今回、松岡氏と初対面。実際にどんな質問をされるのか、騒動をどう追及されるのか、と松岡氏が警戒心を抱いていても不思議ではない。それが、当初、本誌記者が感じた重苦しい雰囲気だったのかもしれない。
 
 取材場所は函館の老舗レストラン「五島軒 本店」の個室を借りて行った。インタビューの前半は、函館二拠点生活、北海道の話題が中心。

 松岡氏は、愛犬の存在が函館暮らしを後押ししたこと、北海道で培ったものがこれまでの芸能生活で役に立っていることなどを語り、10歳まで暮らした札幌・八軒での幼少期の思い出も明かした。

 今回、インタビューに応じたのは「北海道の雑誌だということを聞いたのと、こっち(函館)にいるときに受けられるのであれば、ということで、今回タイミングがあったので」と語った。

 出演するバラエティー番組などで垣間見える本人の〝素〟の部分は、裏表がなく、真っすぐで、兄貴肌な性格。一つひとつの質問にも〝真っすぐ〟に答えた。質問を重ねるうちに、前述したマイナスな雰囲気もなくなっていった。

「どうぞ」

 インタビューの中盤、「少しTOKIOの話も聞かせていただければと思います」と本誌記者が話題を振ると、松岡氏は間髪入れずにそう返答した。

 グループ解散から2カ月経った今の心境を「ああ、そっか、いよいよ松岡昌宏ソロなのかって感じですね」と口にした。

 TOKIO解散発表直後、松岡氏は報道陣の取材に応じた。丁寧な受け答えもさることながら、取材を終える際、かぶっていたキャップを脱ぎ、深々と一礼しながら、金髪を手で覆い隠す。このこまやかな配慮に、マスコミ報道やSNS上では「誠意ある対応だった」と〝男を上げた〟。このしぐさの真意についても初めて公の場で言及している。

 これまでの芸能生活36年を振り返ってもらい、本人、TOKIOが第一線で活躍し続けてきた秘訣も明かした。また、TOKIO時代に担当していたドラムへの意外な思いも語った。自身が描く今後の〝セカンドキャリア〟について、こう明かし、本誌取材を締めくくった。

「ありがたいことに解散後も、何も変わらず、お仕事をいろいろといただいています。自分のペースで、東京だけの仕事だけではなく、せっかくこっち(函館)に来たので北海道のお仕事をやっていきたい。北海道、北海道の方と関わり合うことができれば面白いなぁと思っているので」

 インタビュー時間は40分。終了直後、本誌記者が「初対面の中、たくさんの話題を聞かせていただき、ありがとうございます」と声をかけると、再び〝素〟の松岡氏が……

「いえいえ、なんも。オッス!ありがとうございました」

 松岡昌宏氏の独占インタビューは、9月15日発売の「財界さっぽろ」10月号に掲載する。8ページにわたるロングインタビューだ。

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