戦後まもない日本で起きた30の怖い事件 占領期・復興期の闇と謎/台湾のデモクラシー メディア、選挙、アメリカ

「日本を今一度せんたくいたしたく申候」とは、坂本龍馬が1863年(文久3年)に姉の乙女へ宛てた手紙で書いた一節だといわれる。だが、〝龍馬小者説〟の賛同者であるぼくは「彼が、そんな偉そうなことを本当に言ったのだろうか」と懐疑的だ。 市井の小者であるぼくなどは「命の洗濯」と称し、年末にせっせとススキノ通いをし、「鬱憤」という名の1年の垢を流すのが関の山だ。 そん...

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