自業自得とまきぞえ――2024衆院選道内候補の悲喜交々(写真全15枚)

左は道連会長として選挙に臨んだ4区自民・中村裕之氏。選挙区で落選し支持者に頭を下げた(10月27日、小樽の選対事務所)。真ん中は落選が決まり思わず目頭を押さえた5区の自民党・和田義明氏(10月27日、札幌厚別区の選対事務所)。右は敗戦の弁を述べる10区の公明党・稲津久氏。3400票及ばず初めて議席を失った(10月27日、岩見沢の選対事務所)
「期待」と「失望」は表裏一体だ。石破茂氏への淡い期待は政権発足早々、見事に裏切られた。一貫して早期解散に消極的だったが、戦後最短での衆院選を決断。裏金議員の非公認をめぐり、「政治とカネ」の問題が再びクローズアップされた。
選挙戦は日を追うごとに与党が劣勢となり、とどめは「しんぶん赤旗」の超ド級スクープ。非公認候補が代表を務める政党支部に、公認料と同じ金額2000万円が振り込まれていたと報じた。与党は万事休す。結果、過半数割れという厳しい審判が下った。
道内小選挙区は野党の9勝3敗。裏金の当事者である5区・和田義明氏は因果応報と言うべき落選。道連会長の4区・中村裕之氏も選挙区で涙をのんだ。自民の裏金問題は公明党にも飛び火。10区の稲津久氏は初めて議席を失った。将来の自公選挙協力に禍根を残した。衆院選前後に起きた話題は個別の記事もどうぞご覧ください。











