『サド侯爵の呪い 伝説の手稿「ソドムの百二十日」がたどった数奇な運命』/『岸惠子自伝 卵を割らなければ、オムレツは食べられない』
生来の天邪鬼な性格が拍車をかけているのだろうが、もう〝げんなり〟――パリ五輪にである。テロ、準備不足、場当たり的対応、間違い、不遜、審判への不信等々、近年の駄目なオリンピックの要素を凝縮したような大会運営とつまらないテレビ放送に〝うんざり〟である。 なかでも「あり得ないよ」と思ったのが、トライアスロン。同競技がセーヌ川で強行されたことには怒りを覚えた。報道...