【配信限定・無料】ライブで「山親爺♪」を口ずさみ…銘菓のリニューアルCMでYUKI×蔦谷好位置がタッグ!
担当者も驚き、「まさかこんな大きな話になるとは……」
「出てきた、出てきた、山親爺~♪」――
40代以上の道産子なら必ず耳にしたことがあるだろう。
1921年創業の老舗菓子店「千秋庵製菓」(札幌市)は3月18日、銘菓「山親爺」のパッケージデザインをリニューアルする。
同商品は「千秋庵総本家」(函館市)の四代目 松田咲太郎が開発したお菓子。
札幌の千秋庵製菓は1930年に「山親爺」の販売を開始。94年間にわたりバターやミルク、卵といった原材料、製法をほぼ変えず、道民に愛されてきた。
パッケージリニューアルに合わせ、冒頭フレーズでおなじみのテレビCM(3月18日、STV『どさんこワイド』で16時台に放送開始予定)も26年ぶりに復活させる。リニューアルソングを歌うのは函館出身歌手のYUKIさん。編曲は札幌出身の音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんが担当する。
「『YUKIさんが北海道でライブを行った際、山親爺の曲を歌っていた』という話を関係者伝いで知りました。正直、厳しいだろうなと思いつつも、私たちの思いをYUKIさんに伝えたところ、オファーを受けていただきました。さらにYUKIさんが蔦谷好位置さんに連絡をしてくれて、この企画が実現しました。まさか、こんな大きな話になるとは思いませんでした。本当に感謝しています」と千秋庵製菓の親会社「北海道コンフェクトグループ」の広報担当者は本心を明かす。
蔦谷さんはYUKIさんの代表曲「JOY」や「歓びの種」、「メランコリニスタ」、「ふがいないや」などを作曲していることから、関係性も深かった。以下、両者のコメントだ。
YUKIさんコメント
YUKI : 故郷に錦を飾るとはこのことです。
札幌でのコンサートの際に、MCで歌っていたこの歌。あわよくば、千秋庵さんに伝わってくれたらな、という目論見があったのかなかったのか……(いや、あった!)
あれから時を経て、CM用にこの曲を歌唱してくださいませんか?とご依頼をいただいたときにはガッツポーズをしました。
そしてすぐ、蔦谷くんにメールしました。この曲を心から理解できるのは彼しかいない!!と思ったからです。
道産子の誇り、山親爺と一緒にスキーを滑ったようで嬉しいです。ご家族皆で見てほしいです。
1993年、JUDY AND MARYのヴォーカリストとしてデビュー。2001年、JUDY AND MARYを解散後、2002年2月にシングル「the end of shite」でソロ活動を開始。先鋭的なサウンドや前衛的なビジュアルで独自の世界観を確立。独特の歌声、表現、存在感があらゆる方面から多くの支持を得ている。
蔦谷好位置さんコメント
蔦谷 : 忘れもしないあの日、YUKIさんからメールで山親爺の写真だけが突然送られてきました。
すぐに「出てきた出てきた山親爺!」と返すと「この曲一緒に録音しませんか?」と。
山親爺をYUKIさんとレコーディング。道民としてこれほど光栄なことはないです。
変わらぬ懐かしさとこれからに続く新しさが詰まったCMになりました。北海道のみなさんにたくさん届いて欲しいです。