水田が“歯抜け”に?土地改良区にも大きな影響 問題だらけの畑地化促進事業

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手前が水活交付対象となるために水を張った水田。写真奧では実った稲穂が間もなく収穫を迎える

 水田を恒久的に畑へ転換する「畑地化促進事業」。昨年度補正予算でついた鳴り物入りの新規事業で、交付金額の手厚さから応募者が殺到。だが内情は問題だらけという。  2022年度の補正予算と今年度の本予算で270億円が措置された「畑地化促進事業」は、需要のある作物への転換を目指す農水省の新規事業だ。 コメの需要が年に10万トン単位で減少している中、水田から畑...

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