水田が“歯抜け”に?土地改良区にも大きな影響 問題だらけの畑地化促進事業 財界さっぽろ編集部 2023年10月13日 09:00 2023年11月号 有料記事 Tweet ©財界さっぽろ 手前が水活交付対象となるために水を張った水田。写真奧では実った稲穂が間もなく収穫を迎える 水田を恒久的に畑へ転換する「畑地化促進事業」。昨年度補正予算でついた鳴り物入りの新規事業で、交付金額の手厚さから応募者が殺到。だが内情は問題だらけという。 2022年度の補正予算と今年度の本予算で270億円が措置された「畑地化促進事業」は、需要のある作物への転換を目指す農水省の新規事業だ。 コメの需要が年に10万トン単位で減少している中、水田から畑... (残り1107文字)