生産抑制で眼前に迫るバター危機 生乳不足の戦犯は誰だ?

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中央手前がホクレンビル、奥がJA北海道中央会の入る北農ビル

 生産調整や資材高騰で苦境の酪農家に対し、複数回の乳価引き上げなど国や関係団体による対策が取られた。だが離農者は増加し、バター、さらには生乳不足が忍び寄る。対策の失敗は明らかだが、一体誰が責任を取るのだろうか。 乳価はコストに見合う水準にない 「国際的な穀物資源等の価格上昇、子牛の個体価格下落により、酪農経営の持続性維持が難しい状況。その中で...

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