木下英臣氏【共同通信社 札幌支社長】

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(きのした・ひでおみ)1963年長野県出身。87年学習院大学卒業後共同通信社に入社。2003年に米ワシントン支局へ配属され、イラク戦争や04年大統領選挙を取材。05年から本社政治部で外務省や官邸を担当した後、12年にワシントン支局長として再度渡米し12年、16年大統領選を取材した。18年京都支局長、21年本社編集局次長を経て22年10月から現職。

地方紙の応援団として国内外の情報を届け続ける  山が動いた 入社後の初任地は香川県高松市。そこで記者人生に影響を与える出来事があったという。「1989年の参院選で日本社会党が大勝し、衆参でねじれ国会となりました。この時、私は社会党候補を担当していましたが、保守の強い四国の選挙区でも自民党現職が負けた。社会党委員長の土井たか子さんが『山が動いた』という言...

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