「肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行」「グループサウンズ」

「食」に関わるすべてのライター・エッセイストのなかで、ぼくが書き手の〝最高峰〟と崇めているのが平松洋子である。「買えない味」でBunkamuraドゥマゴ文学賞、「野蛮な読書」で講談社エッセイ賞、「父のビスコ」で読売文学賞を受賞した。「サンドイッチは銀座で」のシリーズが特に有名だが、イチ推しは「アジフライを有楽町で」。だが、今回紹介する「肉とすっぽん 日本ソウ...

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