「ガロに人生を捧げた男 全身編集者の告白」「日本の先史時代 旧石器・縄文・弥生・古墳時代を読みなおす」

 今月もちょっとマニアックな本を紹介する。まずは『ガロに人生を捧げた男 全身編集者の告白』(白取千夏雄著、興陽館刊)。「ガロ」は東京・神保町の青林堂が1964年から2002年まで出版していたマンガ雑誌である。正式名は「月刊漫画ガロ」。 ぼくにとってのガロは、白土三平の「カムイ伝」の掲載誌という位置づけだ。ガロ自体が編集者の長井勝一(青林堂社長)と白土によって...

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