
【再編集】生乳・てん菜・コメ、そしてJAグループの行く末は~北海道酪農クライシス
2021年末の「牛乳廃棄騒動」からはや1年。11月からの飲用向け牛乳値上げや長引く物価高を背景に、今年末は昨年以上の廃棄騒動が起きるであろうことは確定だ。コメの「水田活性化交付金」厳格化や砂糖の在庫過多といった道産農産物にかかる危機的状況は、降って湧いたものでも、新型コロナウイルス禍によって突如もたらされたものでもなく、従前からの問題がコロナ禍によって顕在化しただけだ。
江戸時代の白米、ダイコン、豆腐になぞらえ「北海道の三白」と呼ばれるコメ、生乳、てん菜(ビート)の諸問題は、月刊財界さっぽろ本誌でも毎月ほかのどのメディアよりも詳しく取り上げてきた。以下、特別無料公開分をを含め、この1年の農業関連記事をまとめた。

【無料公開】根本原因を図解!生乳業界はなぜ“廃棄危機”を連呼するのか

【コメ、生乳に続き在庫過剰、消費低下でメーカー悲鳴】北海道輪作体系の根幹・てん菜生産の〝構造的限界〟

【副大臣2人が道内選出なのに…】コメ転作交付金 要件厳格化に農水省の策略

負債600億円、道内の子牛価格が大暴落、薬殺も 食肉大手「神明畜産」破綻の衝撃

「乳価の期中改定はない」に怒髪天を衝く道内酪農家

「JA役員ともども引責辞任だ!」農水官僚の「検討使」ぶりに酪農家の怒り再び

【消費拡大キャンペーンのウラで…】生乳卸「ちえのわ事業協同組合」(別海町)が“覚悟”の廃棄

【推進したJA組合長は引責辞任】陸別のメガファーム「ユニバース」バイオガス発電がW危機

【乳価下落、生産調整で経営危機も】“農協主導”メガファームの危険なカラクリ

【生乳の生産調整で対策委が前代未聞の紛糾】道内国会議員・JA中央会の足りない政治力

道内有力ギガファーム小椋幸男社長が再び吼える「農水官僚・Jミルクは恥知らずだ」

【生乳出荷量道内大手・ドリームヒル(上士幌)社長が怒りの訴え】このままなら中央会、ホクレンは必要ない

暗中模索のJA中央会 五里霧中の道内酪農家
