【無料公開】擁立した後輩とワンツーフィニッシュで得票率19%超! 北見市議・森谷隆文「4期連続トップ当選」の衝撃と“その先の道”

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森谷隆文(もりや・たかふみ)氏

 3月29日投開票の北見市議会議員選挙は、3期連続トップ当選中の森谷隆文氏が今回も2番手にダブルスコアで“一等賞”。その2番手も自ら擁立した新人で、2人合わせた得票率は20%超えと4たび強さを見せつける結果となった。来春は統一地方選挙、秋には北見市長選挙がそれぞれ控える中、次の“進路”にも注目が集まっている。

 今回の北見市議選は定数25に対して27人が立候補。当日有権者数9万2996人に対し、4万2549人が投票して投票率は45.76%と前回から3.1%低下した。その中で、森谷氏は5427票を獲得し、4期連続4度目のトップ当選を果たした。

 2014年市議選で3239票を得て初陣を飾った森谷氏は、18年に5153票と前回の1.5倍の票を積み上げ堂々の再選。コロナ禍で充分な活動ができなかった前回22年の選挙でも100票余り伸ばす5273票を得ていた。今回はそこからさらに150票以上を積み増した。

「人口10万人を超えるような拠点都市で新人から4期連続トップ当選、しかも毎回票を伸ばし、得票率も10%以上というのは過去に例がないのではないか」(地元政界関係者)

 続く2番手には、森谷氏が擁立した新人で元消防署員の佐藤健太氏が2678票を得て当選。北見北斗高校ラグビー部の後輩である佐藤氏を口説いたものだ。

 2人の得票数だけで8000票あまり、得票率は19%超。市議会最大会派「新市政みらい」7人の1万票強には及ばないものの第2会派の「市民・連合クラブ」6人約8800票に肉薄し、第3会派「次代」5人の約5500票は大きく上回った。

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 前出地元関係者の話。

「北見市の財政はNHKが全国ネットで報じるほどの危機的状況。その中で市議会も経費節約のため、定数削減が協議されてきた。森谷氏は当時の26議席を11~18にまで削減すべきと主張、半数の13にすべきと主張した市議もいたが、そうした意見は少数派で、結果的に最低限の1議席減に留まった。それが市民には保身に走ったように映り、森谷氏はじめ定数大幅減を主張した候補や、佐藤氏など新人への追い風になったのでは」

 4月8日に会派の結成届けが締め切られ、森谷氏は佐藤氏と2人で会派「かけはし」として活動する。ただ北見市議会は3人以上の会派にのみ代表質問などが認められるため、議会での活動は限定的になる。

 他方で来年4月には道議選、同じく秋には市長選が待っている。市議会での立ち位置、新人擁立も含めた直近の行動が、新たなステージでの戦いをにらんだものでは、と見る向きもある。とくに市長の辻直孝氏は3期目も終盤の上、自身の擁立を主導した後援会関係者とは袂を分かつなど、4選出馬への道のりは険しいとみられている。

「森谷氏は辻氏の1期目の選挙の際に遊説隊を仕切るなど、もともとは辻氏を応援する立場だった。だが財政難が明るみに出て以後もこれまで同様の公共事業を続けようとする辻氏を批判し、このところは市政野党の立場を鮮明にしてきた。そこへ来ての今回の選挙結果だ。市民の中に市長選出馬を期待する声が出ても何らおかしくはない」(地元経済人)

 これまで森谷氏は市長選についての言及をしたことはなく、周囲に意欲を語ったこともないという。

 前出地元経済人は「企業版ふるさと納税、道路や公園など市内の施設のネーミングライツなど、自ら“営業マン”として寄付獲得に奔走している。市議会トップはもう十分、取り過ぎるくらい票は取っただろう。むしろ、もっと仲間を増やせたはず。もっと直接的な立場から市を立て直してほしい」と期待している。

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