【速報・無料公開】旭川市議補選、新候補は元道新社員のパラ銀メダリスト

永瀬充氏
9月7日投開票の旭川市議補選に、パラアイスホッケー銀メダリストで元北海道新聞社員の永瀬充氏が出馬を表明した。
永瀬氏は1976年、千葉市生まれ。幼少期に父の転勤により旭川市に引っ越す。高校在学時に慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP) を患い、歩行困難となった。95年からパラアイスホッケーを始め、98年長野パラから4大会連続出場。2010年バンクーバー大会で銀メダルを獲得。
選手活動と並行してパラ競技の普及活動を推進し、日本パラリンピアンズ協会の立ち上げや、札幌冬季オリパラ招致に関わってきた。17年にはパラスポーツアドバイザーとして北海道新聞社に入社し、取材や講演活動を行っていたが、今年6月末に退社していた。
旭川市議会の定数は34。昨年10月にれいわ新選組所属の野村パターソン和孝氏が衆院選出馬のため自動失職し、1人欠員が出ていた。市議会では自民・公明所属の与党系議員が16人、野党系議員が14人、無所属が3人。与野党が拮抗しており、残る1枠の行方によって市議会運営が左右される可能性もある。
永瀬氏は政党の支援を受けない”完全無所属”での活動を予定。「スポーツや福祉、国際交流など、これまでの自分の活動全部を生かし、周りの声にならない声を届けていきたい」と語る。
旭川市議補選には、他に自民所属で調査会社代表の石川正貴氏が出馬を予定している。