次期札幌市長選、トンデモシナリオは“高木宏壽VS荒井優”の3区対決!?

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高木宏壽氏

 札幌・秋元市政は3期目の折り返しを迎えたが、次期市長選には出馬しないとみられる。関係者は、あれやこれやと〝頭の体操〟をしているが、その中に自民・高木宏壽、立憲・荒井優が激突するというトンデモシナリオがある。(文中敬称略)

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荒井優氏

 次期市長選の焦点は、やはり市長の秋元克広の去就だ。副市長だった秋元は2015年の市長選に出馬した。連合後援会に地元経済人らが連ねる一方で、前市長・上田文雄の事実上の後継として、旧民主党、連合札幌などが推薦。自民党の推薦候補らを破り、初当選を果たした。
 2期目以降は自民、公明が〝寝返り〟、立憲を含む3党の相乗り体制となった。23年の選挙も危なげなく秋元は3選を果たした。
 3期目の折り返しを迎える中、秋元は敬老パスやパートナーシップ除雪制度など、賛否両論ある市政課題に着手している。
 3期で退任するからこそ、自分のいるうちにケリをつけようとしているのはないか。そういう観測もある。
 仮に、秋元が4選不出馬となれば、相乗り体制は崩れ、自民、立憲の対決構図になるのは必須だ。
 少し気は早いが、関係者からは〝担ぎたい〟人物の名前が漏れ伝わってくる。
 その中で立憲、連合関係者からよく聞こえてくるのは、道3区選出の衆院議員(2期)・荒井優だ。
 リクルート、ソフトバンク元社員で、その後、札幌新陽高校の校長を務めた。若手経済人など独自の人脈を持ち、保守層にも浸透している。
 真意は不明だが、荒井はかつて、ある経済人に市長選への意欲を示したことがあったとされる。この話が政界関係者に広まり、逆に待望論が強くなった。
「荒井の口から最近、市長選転出話を全く聞いたことがない。本人は『有権者の負託に答えるため国政で頑張る』と周囲に語っている」(立憲関係者)
 一方の自民だが、秋元市政に対するうっぷんがたまっており、次期市長選での市政奪還は至上命題と言ってもいい。
 市議会のボス・三上洋右は秋元4選を支持しているが、3期退任であれば、話は変わってくる。そうなれば、自民候補は三上の胸先三寸といったところだろう。
 自民関係者からは市幹部、市議らの名前が聞こえてくるが、決め手に欠ける。
 一部関係者の間で流れているのが、3区の前衆院議員・高木宏壽だ。
 詳細は別項で触れているが、党本部が「小選挙区を公明に譲る」という方針を決めた3区問題の渦中の人物になっている。
 高木自身を含む3区自民関係者は、党本部の方針に猛反発しており、その結末はまだ不透明だ。
 ある自民関係者の話。
「3区禅譲問題で、党本部と〝決裂〟したら、高木を市長選に、という声が高まっていくかもしれない。秋元市政はファイターズ撤退、30年の冬季五輪失敗などで混乱を招いた。しかし政策通で知られる高木であれば、市政を安定させることができる。衆院3期という実績も申し分なし。年齢的な不安はあれど、1期もしくは2期で高木市政を引き継ぐ自民後継にバトンタッチするという流れはアリかもしれない」
「高木と荒井は過去2回の衆院選で激突し、小選挙区の結果だけみれば、1勝1敗。3度目の戦いは舞台を市長選に移すというのは、トンデモシナリオかもしれないが、もし実現したら永田町も注目の首長選となるだろう」 

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