【無料・本誌25年4月号告知】特集・地方の市長“きわどい話”――釧路は鶴間秀典市長が核ゴミで仰天発言。網走、北見、岩見沢、伊達ほか

釧路市議会議場の鶴間秀典市長
市民は自分が住むマチの市長のことをどれだけ知っていますか、興味・関心がありますか――
無投票もあるが、基本は選挙の審判をくぐり抜け、新市長は誕生する。有権者は候補者たちが訴える政策や人柄(はたまた「なんとなくのイメージ」かもしれないが……)から、この人に〝おらがマチを託したい〟。そう期待して一票を投じる。
有権者の重い負託を受けて、そのマチのトップに就くが、その人物が必ずしも市政運営に長けているとは限らない。市政の混乱や疑惑が市長の言動、能力不足に起因しているとしたら……

釧路市の鶴間秀典市長は1月下旬、市役所で経産省の幹部らに仰天発言したという。
「国からの交付金を大きく増やしていただけるのであれば、市は核のゴミを受け入れる」
釧路市は核ゴミ問題(高レベル放射線廃棄物の最終処分場の選定)に対して否定的な声が多い。
市議会では過去2度、前任者の蝦名大也市政時代に核ゴミ受け入れ拒否に関する意見書を議決。この議決は、釧路の基幹産業である観光・水産業への風評被害を懸念してのもので、地元経済界の意向もくんでいる。
鶴間市長は政党にとらわれない草の根運動を展開し、先の市長選で初当選。後援者の多くは核ゴミ問題の反対論者だ。
こうした背景から鶴間市長の発言が事実だとしたら大ごとだ。
本誌は鶴間市長が発言したとされる市役所内での場面を関係者取材で深掘り。本人にも直撃した――
本誌は釧路を含め道内5都市で〝市民の知らない市長〟を徹底取材。3月15日発売の財界さっぽろ4月号では「特集・地方の市長〝きわどい話〟」として、
【ゴミ処分場関連の入札をめぐる水谷洋一・網走市政の疑念】
【北見市の表面化した財政悪化に対する辻直孝の手腕とその責任論】
【岩見沢市立総合病院と北海道中央労災病院の統合・新設にかかわる松野哲市政のまやかし】
【今年度末で退任する名物教育長と伊達市・堀井敬太市長との対立】――を報じている。
