おつかれさま岩倉博文苫小牧市長・最後はエガオで……(写真全2枚)
「これ以上、体調が良くなる見込みがない。そう判断し、辞職を決意しました」
1980年代、岩倉博文氏は若手経営人のホープとして知られ、日本青年会議所会頭を務めていた麻生太郎元首相の懐刀だった。衆院議員を1期務めた後、2006年に苫小牧市長選で初当選。22年に5選したが、23年11月に韓国・仁川国際空港で倒れた。
任期満了まで職務を続ける意向だったが、10月28日に退職届を提出した。
6月には、苫小牧駅前の商業施設跡地・旧エガオプラザの土地利用問題を解決。10年にわたってくすぶっていた駅前再開発への道筋を立て、自身の〝花道〟とした形だ。
記者会見では、「家族はほっとしていると思います」とかすかな笑顔を浮かべた。
辞職に伴う市長選は12月8日に実施予定。