【無料公開・独自】青年時代に読んだ漫画は〝ツルモク〟〝稲中〟、団塊ジュニア総裁候補・コバホークが〝なまら楽しみな北海道〟
自民党総裁選にいちはやく名乗りをあげた小林鷹之氏。1974年生まれ、当選4回の若手で名前をもじったニックネームはコバホーク。8月29日に来道した小林氏に話を聞いた。
――北海道との縁はありますか。エピソードを教えてください。
小林 : 20代の時、札幌国税局で半年間、働きました。その時、函館、稚内、知床など道内各地に仕事やプライベートで足を運びました。冬は、スノボーで有名な山はほとんど滑りましたね。
学生時代から付き合っていた妻との初めて旅行先も北海道です。大学時代はボート部だったので、札幌の茨戸川で北大ボート部と一緒に漕ぎ込んだこともいい思い出です。
――団塊ジュニア世代ですが、青年時代に読んだ、好きな漫画やアニメは。
小林 : ボート部の合宿所にあり、読んだのが『ツルモク独身寮』『めぞん一刻』とか……『行け!稲中卓球部』も。
マジメな漫画では、実在の国会議員をモチーフにしたと言われる『加治隆介の議』も読んでいました。
ドラマでは『北の国から』シリーズを観ましたね。ロケ地になった富良野の麓郷には何度も行きましたよ。
――道内の団塊ジュニア世代にとって、就活の面でも1997年の拓銀破綻は忘れられない。青年・コバホークはどんな悩みを。
小林 : 大学時代はひたすらボートのことを考えていました。いかに1秒でも早く走らせるか、と。主将の時は仲間のモチベーションをどうやって高めるかを考えていました。また、父が務めていた会社がある時、つぶれました。会社がつぶれることがどういうことなのか、身近な出来事としてショックでした。
――初代経済安全保障大臣ですし、党の各産業分野の部会でも要職を経験されています。ずばり北海道経済のなまらいいポイントは。
小林 : まず食料安保の視点から申し上げるなら、日本を支えるど真ん中に北海道が位置づけられます。観光のポテンシャルも非常に高いですよね。将来に視点を移すなら、ラピダスに加え、先端産業の集積を目指す北海道バレー構想はとても夢と希望のあるプロジェクトです。エネルギー面でも、石狩沖に大規模洋上風力がスタートしたように、北海道での再エネの期待は大きい。
北海道は今後、日本の経済を支える存在になり得ると考えてますし、政治家としてしっかりサポートしていきたい。
――ラピダスはどのような分野にまで、どのぐらいの波及効果がありますか。
小林 : ラピダスの経済波及効果の試算には18兆円とか20兆円とかいろいろありますが、当然、道内の各分野に波及します。ラピダスも含めた北海道バレー構想は、日本の産業優位性を確保する上でもとても大事なプロジェクトです。今後、ラピダスが作る先端半導体を使う企業や団体も道内に集まり、さまざまな社会課題を解決するための新しい取り組みを北海道で展開していく。そんなイメージを抱いています。ですから、北海道の今後を、なまら楽しみにしています。
――「なまら」を使っていただいてありがとうございます。
小林 : 本当に北海道の将来に期待しており、世界が注目するような日本のエンジンになり得ると思っています。それこそ、なまらよりも強い言葉を使いたいぐらい。北海道の将来を、な~まら楽しみにしていますよ。