リラィアブルと道庁がタッグで北海道PR

書店、CD・DVDショップ、文具店、食品、レストランがひとつになった複合店「コーチャンフォー」を展開する「リラィアブル」は、北海道と包括連携協定を締結した。
「北海道の魅力発信」「文化芸術活動支援」「文字・活字文化の推進」などの分野で、協働事業に取り組む。
鈴木直道知事は「(リラィアブルは)道民の皆様に対して、書籍はもちろん、芸術文化に触れる貴重な機会を提供いただいていることはもちろんとして、食品事業のマルシェコーナーを通じて道産品の認知度向上や販路の拡大を、現在に至るまで取り組んでいる。私も本屋さんで本を手に取ったり、選ぶことにワクワクしますが、その一方で、書店を各地域で維持していくことが社会の課題にもなっている。こういった協定を結ぶことで、そのような課題にも前向きな取り組みとして進めていけると思っている」と語った。
締結式に出席した佐藤暁哉リラィアブル社長は「主に発信したい点が2つあります。1つは道内に住んでいる皆さまに、北海道の魅力をもっと感じていただきたい。書籍や文具、CDもそうですけど、道産子の作家やアーティスト、漫画家、道産の木材を使用した文具などを今まで以上にアピールすることで、道民の矜持を高めること。2つ目が、当社は道外に2つの店舗を持っているので、こちらで道産のおいしい食品や食材を販売し、魅力を発信することで、観光はもちろん、北海道が就職や進学の候補に入れるきっかけになれば」と話した。
目先の取り組みとして、書籍で北海道コーナーの拡大や、北海道の絵本を用いた読み聞かせイベント、道内作家の育成などに注力していく。