大横綱・千代の富士との出会いと別れ～大相撲取材の勘所②
2024年04月14日 09:00
2024年5月号
有料記事
私が相撲担当記者になったころは、道産子力士が３横綱１大関と相撲王国の名をほしいままにしていた。中でも人気は〝小さな大横綱〟千代の富士。１００㌔ちょっとの小兵力士が大きな力士を豪快に投げ、あるいは前ミツを取って一気に走り土俵の外へ持って行ってしまう。見ていて爽快な取り口で、人気が出るのも当然だった。 千代の富士は渡島管内福島町に漁師の息子として生まれた。中学...
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