【無料公開・独自】北洋銀行頭取人事で道新が「日経に連勝」

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津山博恒氏

 北洋銀行が12月19日午後4時、頭取人事を発表した。安田光春頭取が来年3月末で会長に退き、津山博恒常務が新頭取に就く。
 津山氏は1968年2月17日生まれ。横浜市立大学商学部卒業後、91年4月に北海道拓殖銀行に入行。銀行の中枢部門の経営企画部での勤務が長い。この春の人事で常務取締役になり、経営企画部、人事部、システム部、事務企画部といった中枢どころをすべて任されていた。そのため、次期頭取有力候補と見られていた。
 北洋の頭取は6年交代が続いていた。その前例から判断すると、24年春がタイミング。ただ、頭取在任6年は行内に取り決めがあるわけではなく、あくまで慣例。安田氏が7年目に入っても問題はない。
 また、安田氏が6年交代の腹を固めたとしても、いつ後釜を決定するかもあった。
 各メディアは交代の決定の時期を探っていた。メディアの中でとりわけ北洋頭取人事を意識するのが道新だ。地元紙として道内リーディングバンクの頭取人事は他紙に劣りたくない。かつて日経に北洋頭取人事を抜かれた時は、経済部の銀行担当記者が上司から厳しい叱責を受けたという。
 今回はというと、道新のハナ差勝ち。道新は電子版で午後1時17分にアップ。日経は同じく電子版で午後14時56分だった。安田頭取就任の時と合わせて「うちの連勝です」(道新関係者)。
 手前味噌だが、本誌「財界さっぽろ」では頭取人事の予想記事(役員人事で見えた!北洋銀行、次期頭取候補はズバリこの人)を7月号に掲載した。次号(1月15日発売)の「財界さっぽろ」では、次期頭取の〝素顔〟を掲載する予定だ。

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