【無料公開】砂川市の新工場体験記 SHIRO・ブレンダーラボで気分は調香師!
コスメブランドSHIROが砂川市に新工場・みんなの工場を4月28日にオープンした。
近隣住民たちと座談会やワークショップを繰り返し、2年をかけてお披露目となった新工場。施設内の目玉の一つは、「ブレンダーラボ」。
人気のSHIROのフレグランスを自分の好みに合わせてセレクト。スポイトで吸い上げた香料をアルコールと混ぜて、オリジナル香水を作ることができる。本誌記者(30代女性)も挑戦した。
ラボでは、まずボトルを選ぶ。ラインアップは4種類。
ブレンダーラボ限定のオリジナルボトル30ml(税込4180円、以下すべて税込表示)、80ml(5830円)と、
廃盤を生かしたエシカルボトル40ml(4180円)、80ml(5170円)。
選べる香りは、10mlにつきスポイト1回分。30mlを選べば最大3種類のブレンドができる。
次に、香水のタイプをセレクト。オードパルファンタイプは香りの持続時間が4~5時間ほどといわれる。
ボディコロンタイプは持続時間が2~3時間ほど。オードパルファンよりライトテイストだ。
記者はエシカルボトル40mlのオードパルファンをチョイス。次はいよいよメーンイベントとなる香り選びだ。
ラボで選べる香りは全8種類。定番の香りはサボン、ホワイトリリー、ホワイトティー、アールグレイ、キンモクセイ、そしてフルーツブーケ。
フルーツブーケは砂川限定。オンラインショップでも販売していない。
そして過去のフレグランスから2種類が登場。季節に合わせてラインアップの変更を予定しており、春夏限定はブランド立ち上げ時に人気を博したシトラス系のヴァーベナと、甘い香りが特徴のポピー。
さて、どの香りを選ぶか。これが難しい。それぞれの香りを均等に混ぜるのもいいが、好きな香りを多めに配合して、トッピングでアクセントをつけることも。
香水にはつけ始めのトップノート、時間が経つと香るミドルノート、そしてラストノートの3段階がある。トップとラストでは香りのニュアンスが変わってくるので、これも考慮に入れる。
「ラボの設置課程であらゆるブレンドパターンを試しましたが、どう混ぜても不思議と調和します」とスタッフの方。
それぞれの香りを確かめながら、キンモクセイ2、ヴァーベナ1、フルーツブーケ1をチョイス。キンモクセイの甘さに、シトラスの爽やかさを加えるイメージだ。
その後は香料のブレンドに入る。三角フラスコに入った香料が並ぶ姿は、小学校での理科の実験を連想させる。
フラスコからスポイトで適量を吸い上げ、ボトルに入れていく。決められた量をスポイトで吸い上げるのは意外と難しい。何度か吸い上げてやっと成功した。
次にメスシリンダーでアルコールを測り、ろうとを使ってボトルにつめる。分量を間違えてしまうとボトルからあふれるのでくれぐれもご注意を。
最後に、ボトルに配合をメモしたラベルを貼ったら完成だ。
実際に使用できるのは香りが定着する2、3日後からがオススメとのこと。
数日後、実際に使用した。体感での持続時間は約8時間ほど。花の甘さの中にシトラスの爽やかさが生きており、暑くなる季節に適した仕上がりになった。
ちなみに、80mlのボトルを選択すると、8種類全てを混ぜることができる。どんな香りになるか、気になる方はブレンダーラボでぜひ体験を。
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