宮口 宏夫氏【北海道新聞社社長】
(みやぐち・ひろお)1958年旭川市生まれ。北海道大学法学部卒。81年、北海道新聞社に入社。取締役の編集局長、経営企画局長、常務を経て、21年6月から現職。
道新デジタルを販売、北海道専門紙を目指す
22年は創刊80周年の節目を迎えた。主催する「花フェスタ札幌」の記念事業として、北海道の味覚を集めたマルシェには3日間で5万人が詰めかけた。紙面はもちろん、「食と観光」をテーマに制作したバーティカルサイト「TripEat(トリップイート)」でも情報を発信した。
創立80周年に関し30代を中心とした若手社員が企業スローガン「あなたとつくる 北海道の未来」をつくりあげた。
「北海道の情報コンテンツが強みであり、この地を元気にすることが当社の存在意義。若手がそれを意識してくれたことをうれしく思います」
23年は、次の90年、100周年に向けた第一歩となる。その取り組みの1つが、2月から販売を開始する有料電子版「北海道新聞デジタル」。「40代までの若い層、子育て世代に訴求する情報を発信していきます。紙とともに、北海道専門紙を目指します」