親松 誠一氏【コーサイ社長】
(おやまつ・せいいち)1963年札幌市生まれ。建設会社勤務を経て、88年コーサイ入社。15年から現職。
ものづくりの技術を生かしまちづくりに貢献
ものづくり企業を15年から率いる。建築用金属部材の企画から製造、施工まで手掛け、特に金属製手すりの分野で高いシェアがある。
かつては北海道拓殖銀行の道内124支店全ての銅製看板を手掛けた。道内では珍しい板金1級技能士が在籍し文化財の補修を担うなど、高い技術は折り紙付きだ。
「技術の伝承が課題です。若者に〝ものづくり〟の魅力を伝えるほか、1級施工管理技士など国家資格の取得を後押ししています。人材不足を補うべく、省力化や自動化も進める」
22年は「ススキノラフィラ」跡地の大型商業施設再開発や北広島市の新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の内外装工事を手掛けるなど、道内の新たなランドマーク建設に携わった。
「23年は海外視察も行い、新商品の開発につなげる。年男なので跳躍の年にしたい」