大野 晃氏【HRMホールディングス社長兼CEO】

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(おおの・あきら)1971年札幌市生まれ。大学卒業後、後にM&Aでグループ入りするダイワ整備機工に入社。97年北海道ロード運輸、99年エルフォートなど北海道ロードメンテナンスグループ(現HRMホールディングス)のグループ企業を設立。20年から社長、22年10月から社長兼CEO。

〝前へ、前へ〟。業績に慢心せず先を見据える

 北海道ロードメンテナンスを筆頭に、道路維持管理、除雪、土木、車両整備など12の企業を束ねる。22年はいずれの企業も堅調な業績を上げた。「昨冬のような大雪が2、3年は続くと見込んでいる。道内のみならず、東北まで足を伸ばし、協力会社を確保した」と今冬への準備も万全だ。
 23年は設立5周年を迎える。「コロナ禍もあり、この5年で環境は大きく変化した。コスト高、金利変動に対応しながら、グループ各社が事業に専念できるように導いていく」
 グループ従業員は300人をゆうに超える。
「従業員はかわいい。彼らが安心して生活するためにはどうすべきかを考えるのが経営陣の役割。企業にとっての本当の財産は土地でもなければ資金でもない。〝人財〟と言われるように人です。前へ、前へ、足を止めたら終わり。グループ一丸となって前進する」

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