ノーススターラボ
DXで地域資源のポテンシャルを引き出す
道内複数の自治体や商工会と連携し、地域の発展に寄与するIT企業「ノーススターラボ」。〝DXを通じた地域資源の掘り起こし〟をテーマに、これまでさまざまな事業を立ちあげてきた。
現在進行しているのは、IT導入支援事業者として指定されている池田町商工会との共同プロジェクト。同エリアで捕れるエゾシカ肉を活用すべく、ECサイトの立ちあげに参画している。10月中には総菜店「エゾの杜」(池田町大通4丁目14)もオープンする予定で、デジタル・アナログ双方からエゾシカ肉の魅力を発信していく。
拡販に伴う在庫管理システムの構築も担うほか、「認定経営革新等支援機関」として補助金の申請サポートにも携わるなど、資金調達の分野でも存在感を示している。
一方、デジタルツールを活用した脱炭素社会の実現を芦別市に提案し、共同事業もスタートした。また、北広島市商工会が今年5月に発売したオリジナル焼酎のECサイト製作では、酒販免許を得るために道内の酒販売会社を傘下に収めた。
岩田直也社長は「どのプロジェクトも本気です。地域の現状を知るため、収穫や狩猟に同行させていただくことも珍しくありません。〝現場感〟を重視した地域活性化策を提案していきたい」と語る。