宏陽

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一般道や高速道路など全国各地でさまざまな道路工事を手がける

「研究開発室」を新設。自社開発と環境事業に力を注ぐ

 道路工事を主軸に事業を拡大。仮設ガードレール工事は道内トップシェアを誇る。
 21年10月には石川県に「金沢支店」を開設。さらに本社近隣に「研究開発室」を設けるなど、拠点を全国17カ所に拡大させている。
「道路工事などで用いる専用機器の開発部署を設けました。作業効率を大幅にアップさせる画期的なマシンを近く発表します」と西川秋仁社長。
 環境事業も推進しており、21年10月には栗山町の太陽光発電所を取得。さらに22年には南幌工業団地の自社工場に、自家消費用の太陽光発電設備を併設する予定だ。
 21年に開催された東京オリンピックでは、自社で開発した安全対策製品が各競技会場で採用された。施工や撤去の簡易性や耐久性に優れ、業界内外からも注目されており、イベント会社など複数社からオファーが舞い込んでいる。
「25年に開催される大阪万博にも提案できれば」と西川社長は意気込む。
 一方、新たな年は社会人野球のクラブチームへの出資も予定するなど、CSR活動にも力を注ぐ。22年春からは、所属する選手を毎年数人雇用する計画もある。
 また、21年は道内の建設会社を取得。さらなる取得も検討している。
「業容拡大は社員のため。将来のポストがなければ夢がありませんから。若手が活躍できる会社を目指します」と西川社長。

宏陽
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西川秋仁社長
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東京オリンピックの複数の会場で自社の安全対策製品が採用された

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