日本仮設
各種防災用品を供給。水害や津波のリスクに備える
道内企業でも台風やゲリラ豪雨への備えが必要となっている。沿岸部に拠点を置く場合には、津波対策も重要となる。
建築資材の販売や製造を行う「日本仮設」では、水害対策用品も取り扱う。例えば建物への水の侵入を防ぐ防水・止水パネルは、金属や樹脂などさまざまな素材を用意。形状も板状からシート、チューブタイプをとりそろえるほか、水で膨らむ特殊な土のうなども販売している。
津波対策で需要が高まっているのが、陸上設置型の津波救命艇「ライフシーダー」だ。頑丈で沈まないため、高台が遠いなどの場合でも船内に避難すれば、浮いて救助を待つことができる。定員は25人で、床下に食料などの備蓄ができ避難所としても使える。
また、避難経路の確保には「屋根付き津波避難階段」を推奨。通常の階段に比べ安価で早く施工できる。