オネックスグループ
グループ4社が躍動。コロナ時代に柔軟に対応
「ホットハウス」「エニシィング」「ジースタイル」「アイク・ラボ」のホールディングカンパニーである「オネックスグループ」。コロナ禍でもそれぞれの企業が持ち味を発揮、減収ながら増益となった。
最も影響を受けたのは賃貸仲介の「ホットハウス」だが、コロナ以前から対面型に加え、遠隔での部屋探しスタイルを構築してきたことが役立った。
自宅など指定場所まで迎えに行き、車の中から部屋探しができる移動店舗の「ミセクル」、スマホからQRコードを読み取るだけで、テレビ電話で部屋探しができる「スマホ店」など、非接触時代を予見していたかのような取り組みがフィットした。
「春先にかけてが繁忙期。感染状況に応じてニーズも変わるでしょう。対面型、非対面型のどちらでも部屋探しができる優位性がある」と同社。
また、収入減などで住まいをダウングレードする層も増えている。こうした困っている人たちを支えるサービスの構築も進めているという。
入居者向けアプリ、オーナー向け管理サービス「アセットリッチ」も好評。管理戸数も着実に増えている。
ゲーム・CG制作の「ジースタイル」は、コロナ禍による特需で売り上げを伸ばし、AI開発の「アイク・ラボ」もコロナ禍で需要が増した。
WEB制作、商用CG制作、オーサリング処理、警備の「エニシィング」は、交通警備の分野で新たなシステムを構築中、22年は注目だ。