村野 篤氏【シオンテクノス社長/CYW代表】

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(むらの・あつし)1972年札幌市生まれ。父・實氏が創業した前身のシオン電機入社後、取締役部長、常務を経て14年社長就任。これと同時に、社名をシオンアクシアテクノ、17年にシオンテクノスに変更。

順調にシェアを拡大。成長の原動力は社員

 業務用空調機の国内主要メーカー半数と取引し、うち2社のメンテナンス業務で道内トップシェアを誇る。
「成長の要因は〝人〟。時代が変われど本質は同じ」
 ボトムアップ経営にシフトして数年、社員の意識は年々高まっている。それに比例するように業績も向上。21年は新たなメーカーとの取引も開始した。
「まだ私も未熟ですが、トップである私の真に自立した姿を社員に見せていくことが重要」と持論を述べる。自立の定義を「自己責任」「自己管理」「自己評価」「自己依存」「他者支援」と捉え、自身の言動や行動に反映。独自の人材育成術が奏功している。
「社員が伸びないのはトップである私の責任です。何度も向き合い、伝え、彼らは変わった。時には私がブレーキ役になるほど仕事に熱を帯びています。数年後が楽しみですね」と胸を張る。

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