宮田 昌利氏【サンエス電気通信・SEMS社長/シーエーブイ社長】
(みやた・まさとし)1960年釧路市生まれ。学習院大学卒業、小樽商科大学大学院商学修士。北海道ニュービジネス協議会副会長、釧路根室圏まちとくらしネットワークフォーラム座長、釧路産業クラスター創造研究会会長など公職多数。
移りゆく需要に即応。モットーは電気と元気
コロナの影響を色濃く受けたものの21年5月期は例年並みの業績まで回復させた。
「シーエーブイはコロナによるイベント中止が相次いだ。億単位の赤字も覚悟したが、オンライン、ハイブリッド配信イベントのお手伝いをすることで受注を増やし、最終的にわずかな赤字に抑えられた」
新しい需要を掘り起こし、ニーズに即応。環境に順応できる底力を証明した。
ここ数年、注力してきた釧根地域における防災強靭化関連の公共事業も一段落。22年からは札幌駅北口再開発、ボールパーク建設、30年の高速道路延伸を控えるニセコのインフラ整備などに熱を入れる。
「モットーは電気と元気。電気工事、情報通信、新エネルギー、さらには健康産業まである総合力を生かして、北海道を元気にしたい。1社だけでできることは限られている。さまざまな人・企業とのコラボレーションを進めていく」