宮口 宏夫氏【北海道新聞社社長】

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(みやぐち・ひろお)1958年旭川市生まれ。北海道大学法学部卒。81年、北海道新聞社に入社。取締役の編集局長、経営企画局長、常務を経て、2021年6月から現職。

紙とデジタルとリアルで食と観光の情報発信

 21年6月に社長に就任。紙とデジタルとリアルの活用を経営方針に掲げる。
「創刊80周年となる22年度は、デジタル推進が経営の柱となる」と、年度内に有料電子版の販売を開始。あわせて、個々の電子取引サイトをモール化し、利用しやすい体制を整える。
「有料電子版を含め、若年層に当社の情報コンテンツに接してもらいたい。20代から40代が興味を持つ情報を手厚く発信していきます」
 あわせて「食と観光」の魅力の発信に力を入れる。
「食と観光は北海道の宝です。コロナ禍で傷んだ北海道経済が元気を取り戻せるよう全力をあげる。紙面だけではなく、22年春には専用サイトも開設します。リアルなイベントの開催も計画しています」
 札幌市内の大通東4丁目では、新本社ビルが着工となる見通し。節目の年のシンボリックな動きになりそうだ。

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