宮川 薫氏【札幌第一興産社長】

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(みやかわ・かおる)1971年後志管内寿都町生まれ。道都大学卒業後に住商第一石油ガスに入社。08年札幌第一興産入社。10年取締役、13年常務、17年副社長を経て21年5月に代表取締役社長就任。

託されたバトンを受け継ぎ100年企業に

 石炭・石油・LPGの安定供給が使命。設立72周年の21年に4代目社長に昇格。創業家以外から初めてのトップを迎え、武田治氏(写真左)は会長に就任した。「受け継いだバトンを100年続く企業となるよう繋いでいくことが私の役割」と襟を正す。
 現場の経験から「LPGは保安面が最重要。法定より厳しい基準を設け、設備も追加している。さらにサービスを磨き上げたい」と意気込む。
 コロナ禍の巣ごもり需要もあり、事業は引き続き堅調。
「今後も事態の推移を見極め、社会情勢やニーズの変化に素早く対応していきたい」
 新たな年は春に社内システムの大規模更新を控える。
「フィールドテストを1年掛けて実施してきた。3・4月の繁忙期前に完全移行することで、お客様へのきめ細やかな対応はもちろん、社員の業務負担軽減にも繋がる」と期待を寄せる。

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