林 博己氏【エース会長】

©財界さっぽろ

(はやし・ひろみ)1953年生まれ。84年、車両7両、社員7人でエース設立。現在は車両580両、社員1440人を超え、関東と東北にも進出。環境に配慮した天然ガス自動車(CNG車)を多数所持している。

物流網を順調に拡大。22年は新事業も開始

 原油高の影響で疲弊する運送業界において、21年も攻めの姿勢を崩さなかった。
 北海道、東北、関東に次ぐ、中部地方の受注を獲得したほか、大手製造メーカーの大型案件も受注した。
 東北圏の輸送需要の増加に応えるため、12月に仙台市内に新たな物流センターを開設。約2000坪の広さを誇り、東北6県を網羅する。
 また、4月には25年ぶりにユニホームを一新。コーポレートカラーの緑を基調に、機能性を向上させた。
「〝総合物流企業〟を標榜する以上、全国にエースのトラックを走らせる必要がある。22年も目標である物流網の全国制覇に向けて取り組むのみ」
 一方、新事業も始動させる。北広島市で運営する農園「ミナファーム」に隣接する形で、オートキャンプ場を22年7月にオープン予定。農園と合わせて、北広島市の活性化にも注力していく。

こちらもおすすめ