野口 秀夫氏【野口観光グループ社長】

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(のぐち・ひでお)1948年登別市生まれ。71年早稲田大学商学部卒業後、登別プリンスホテル(現野口観光)入社。99年6月に代表取締役社長就任。現在展開するホテルは21(道外4)施設。

次世代と融合。新たな商品づくりに全力

「従来はリーズナブル層のホテルが多かったが、今後はアッパーやハイクラスの施設を増やしていきたい。ポストコロナを見据えてM&Aなども積極的に実行していく」と攻勢を強める。特に注力するのは新たな商品づくりだ。
「地域の自然や文化を体感する旅行を指すアドベンチャートラベルは業界復権の起爆剤になる」と期待する。
「これまで以上に観光を通じて地域活性が求められている。独自性の高いプランを打ち出していかなければならない」と休業期間中に次の一手を打った。「章月グランドホテル」「ザ レイクビューTOYA乃の風リゾート」のリニューアルに着手し、新たな取り組みを実現する場にしていく。ニーズに合わせて他の施設も改修を予定。次代を担う野口和秀副社長(写真左)には「しっかりと順序立てて、時代の潮目にあった施設を手がけていってほしい」と期待する。

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