鳴海 鼓大氏【システム・ケイ社長】
(なるみ・たかひろ)1958年日高管内えりも町生まれ。運輸省航海訓練所で大型帆船での数カ国の遠洋航海を経験。電力会社、ソフトウェア会社勤務を経て、91年に同社を設立。19年より国立大学法人北海道大学産学・地域協働推進機構招へい教員。
まだ見ぬ〝新しい〟を求め、飽くなき挑戦は続く
21年は創業30周年の節目の年。振り返れば同社の歴史は〝新しい〟をつくるための挑戦の連続だった。
まだパソコンが普及してない1991年にソフトウェアの受託開発をスタート。00年にはネットワークカメラの研究開発に取り掛かった。
「ネットワークカメラの存在など、ほとんど知られてない時代です」と笑顔を見せる。
その中で研究を続け、数々のネットワークカメラ製品や関連システムを開発。現在では国内外2500社以上にカメラシステムを提供するまでに成長した。その技術は世界レベルだ。
次の挑戦はAI画像認識だ。
「このネットワークカメラ技術とAIテクノロジーを組み合わせてオンリーワンのサービスをつくり上げていく。いつだって時代を変える存在であり続けたい。時代の先駆者として、まだ見ぬ〝新しい〟をつくり続けます」