中西 泰司氏【どうきゆう社長】

©財界さっぽろ

(なかにし・たいじ)1954年生まれ。86年どうきゆうにアルバイト入社。96年に玉藤社長。2000年どうきゆう社長。まいどおおきに食堂なども展開。12年「ホクショク」買収。16年パスタ専門店「チロリン村」の商標権を取得。北海学園大学で経営学講師も務める。

老舗「とんかつ玉藤」を道内主要都市に展開

 外食と給食事業が2本柱。外食の中核である「とんかつ玉藤」は創業70年。ホノルルのハワイカパフル店は、外国人のブログで「航空券の予約時に、玉藤の予約も」と発信されるなど、コロナ禍をものともしない人気だ。
 21年は4月に札幌里塚店、12月には道北初出店となる旭川大雪通店をオープンし13店舗に。「22年も道内主要都市に出店を計画している」と歩みを止めない。
 自粛期間を生かして社内の体制強化も進めた。社員を対象にしたセミナーは年間20回を超え、楽しく働く〝中西イズム〟を浸透させた。
「現場が最も大変な時期。ボーナスは満額支給。社員の精神面と経済面を支え、生きがいを持って働いてほしい。それが会社発展の源泉」
 新たな年は、異業種も含めたМ&Aも視野に入れる。「トンネルをいち早く抜ける一年にしたい」

こちらもおすすめ