椿 武愛子氏【椿武愛子オフィス社長/日本礼法家元・令和椿和文化協会会長】

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(つばき・むつこ)1945年生まれ。東京戸板女子短期大学卒業。テレビリポーター、フリー司会者、ホテル総支配人などを経て93年椿武愛子オフィスを設立。マナースクール主宰のほか、15年11月には日本礼法家元に就任。19年5月「令和椿和文化協会」設立。元札幌市立大学非常勤講師。

日本のマナーを世界へ。和文化の伝承にも邁進

 自身のマナー講座本が10年前から中国で販売されている。書籍増刷のため、21年は契約更新の話が持ち込まれた。
「日本人が書いたマナー本は信頼度が高いと聞きます。評価されていることをうれしく思います」
 書籍化のきっかけは08年開催の北京五輪。現地で接遇マナーの指導を依頼されたことだった。以降、活躍の場は世界に広がっている。
 通常のマナー講座はオンラインを導入するなど、コロナ禍で活動も変化した。
 コロナの収束を見据え、22年は和文化の伝承にも力を入れていく。
 19年に「令和椿和文化協会」を設立。活動は国から「beyond2020」のお墨付き(認証)を得ている。
「ビジネスマナーや和のおもてなし作法のほかに、日本の古き良き文化を世界に伝えていきたい。指導者の育成にも励んでいきます」

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