染谷 昇氏【ソメスサドル会長】

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(そめや・のぼる)1951年生まれ。中央大学商学部を卒業後、メーカー勤務を経て76年、ソメスサドルの前身であるオリエント商事に入社。88年ソメスサドル専務、09年、5代目社長に就任。21年から現職。

22年4月、名古屋市に新店舗を開業

 さまざまな革製品の製造と販売を手掛ける。日本唯一の馬具メーカーとしての技術は折り紙付き。
 21年は実店舗での販売やイベントが中止に追い込まれる中、本格稼働した販売管理システムやECサイトが業容を支えた。法人向けの企画や企業とのコラボ商品の依頼も予想以上に多かったという。
「新型の裁断機を導入して生産性が向上したほか、休業中の全国の販売スタッフを自社工場に集めて研修し、新たな人材も採用しました。コロナ禍だからできたことです」
 また、自社の鞍を使ったドイツの競走馬が凱旋門賞で優勝するなどうれしい話題もあった。
 22年4月下旬には名古屋市内の商業施設に新店を出す。
「革を使った生活雑貨やインテリアなどを中心に扱う新しい形態のショップです。ライフスタイルの分野で新たなマーケットを開拓したい」

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