薄田 章博氏【エレベーターコミュニケーションズ社長】
(すすきだ・あきひろ)1971年小樽市生まれ。北照高校卒業。2006年にエレベーター保守・管理を手掛けるエレベーターコミュニケーションズを設立。
東京本社の〝道産子企業〟22年、最初のゴールに到達
06年創業の独立系エレベーターメンテナンス会社を率いる。本社は東京だが、自身は道産子で、外部株主の約8割が道内関係。支店も道内に4つと、北海道とは縁がある。
後発は価格競争に持ち込むのが一般的だが、同社はエレベーター保守料金の低減だけではなく、高い付加価値のあるサービスで勝負してきた。
高付加価値サービスの一つが緊急対応だ。21年は災害などで閉じ込められた場合に役立つ「web復旧要請システム」をリリースした。
「お客様が震災時などの緊急対応を重視するようになってきた。このシステムは新たにつくったものではなく、社内で運用していたもの。これを〝見える化〟しました」
22年1月に大阪と沖縄に支店を開設、支店数は41になる。
「22年は企業家として設定した1つ目のゴールに達することができそうです。夏以降の当社にご注目ください」