鈴木 俊一郎氏【寿産業社長】

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(すずき・しゅんいちろう)1973年生まれ。99年立命館大学経営学部卒業。米国留学を経て、2001年日本スチール入社。03年寿産業入社。常務、専務を経て、18年社長に就任。

生産能力向上に注力し、環境関連事業が成長

 国内シェア8割を誇る製鉄用ローラーガイドの製造メーカー。コロナ禍を物ともしない安定した受注で、21年も業績は堅調に推移した。
 21年は事業の2本目の柱を育てるべく「環境開発事業」に注力。特殊抗菌粉末「クレピアパウダー」の製造ラインと廃タイヤリサイクル機器の生産能力向上に努めた。
「SDGsや環境保全意識の高まりを背景に、環境関連製品の引き合いが増えた。特に廃タイヤリサイクルは、約20年前から取り組む分野で十分なノウハウがある」
 一方で、新たな福利厚生サービスを導入し、社員が安心して働ける環境も整備した。
 22年は、これまで進めてきた社内の基幹システムの刷新が大詰めを迎え、大幅な業務効率化が実現する。
「個々の生産性向上と社内インフラ整備が、当社成長の両輪です。新たな年も全力で取り組んできたい」

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