紫藤 正行氏【ダイコクグループ代表】
(しどう・まさゆき)1949年芦別市生まれ。中央大学卒業。86年大黒自工入社。91年に社長就任。16年11月から札幌商工会議所副会頭を務める。
労を惜しまず社会活動、旭日双光章を受章
率いるダイコクグループはタクシー、バス、トラック輸送、自動車整備などの交通・運輸業が柱。AIなどの導入に意欲的で、タクシー分野では配車の最適化を実現させ、予約の機会ロスをなくした。
実業家であると同時に公的活動にも労を惜しまない。北海道ハイヤー協会副会長を務めており、交通事業への貢献から、この秋に旭日双光章を賜った。札幌商工会議所では副会頭として汗をかく。
「担当する札商の付属専門学校は地域企業に欠かせません。数字に明るく、経営マインドを持った若手を輩出しています。就職率は100%です」
40代から関わる出所者支援では、北海道地方更正保護協会の理事長を任されている。
さらに新たな社会活動も検討している。
「リサイクルポートに指定されている石狩湾新港に当社の拠点があります。今後、海のごみ問題にも取り組みたい」