小西 彦仁氏【ヒココニシアーキテクチュア代表】

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(こにし・ひこひと)1964年十勝管内広尾町生まれ。86年に北海道東海大学芸術工学部を卒業。96年にヒココニシ設計事務所を設立し16年に現社名へ改称。日本建築家協会理事、北海道支部支部長を務める。

世界基準の設計力で建築文化熟成へ尽力する

今や世界から注目を集める建築家の一人。国内外で建築設計、インテリアデザインからまちづくりまでを手掛ける。
 世界最高峰のデザイン賞である 「iFデザイン賞」 (ドイツ)の受賞を筆頭に、これまでにさまざまな建築国際賞を受賞。21年も4つの国際賞を受賞した。
「ニセコなどインバウンド関連のプロジェクトは着工が遅延した年でした」と話すが、プロジェクトの多くは粛々と進んだ。直近では11月に十勝川温泉の高級旅亭が着工し、22年夏完成を予定している。
「苦労も多かったが北海道の旅館として今までにないものを創りたかった」
 日本建築家協会北海道支部支部長の顔も持つ。22年9月には札幌芸術の森(札幌市南区)で道内建築家の作品を集めた展覧会の開催も予定する。
「北海道の建築文化を世界に発信していく」と文化の継承と熟成に尽力する。

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