川股 修二氏【あすか税理士法人代表社員】

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(かわまた・しゅうじ)1961年恵庭市出身。95年税理士登録し開業。08年法人化。北海道大学大学院法学研究科博士課程修了。(法学)博士。17年札幌学院大学大学院法学研究科教授に就任。日本税法学会会員。

自ら事業承継を実践。経験を顧客と次世代に

 1995年に個人税理士事務所を開業した。「100人規模の組織の悩みは自らも100人規模の組織にならなければ解決できない」と組織化や大規模化に取り組んできた。
 現在は社員第一号の加藤知子氏と共同経営をしている。税理士数は道内トップクラスの14人。職員70人と全道6拠点体制で1000件の顧客を支える。
 創業25周年となった21年は、事業承継に悩む中小企業の課題解決の模範となるべく、自社の事業承継を実践。11月に米田明広税理士(写真左)を3人目の代表に就任させた。新卒採用後、11年に税理士登録。将来を見据え最年少で役員に抜てきされた若き精鋭だ。20年にはMBAも取得させ、今後さらなる権限移譲を図る。
「自身の事業承継ノウハウを公開する事で道内の中小企業を支援できる。札幌学院大学の教授としても自らの経験を次世代に引き継いでいきたい」

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