大野 晃氏【HRMホールディングス社長】

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(おおの・あきら)1971年札幌市生まれ。大学卒業後、後にM&Aでグループ入りするダイワ整備機工に入社。97年ロードセキュリティーを起業し、北海道ロードメンテナンスグループ入り。20年から現職。グループ6社の代表権を持つ。

万全の感染対策、設備投資で事業会社を支援

「400人近いグループ従業員がいながら、誰一人としてコロナ感染者を出さなかった。危機感を共有し、業務を止めないという一体感が生まれた」
 道路維持管理、除雪、土木などグループ業務のほとんどが現場仕事。地方の現場へ出張の際は出発前と帰宅前に簡易検査を行う。今年1月~10月までの間だけでも4170もの検査キットを購入。感染対策には万全を期した。
 21年はダイワ整備機工の新工場が完成し、北海道ロードメンテナンスの新社屋建設にも着工した。
「事業会社が業績を伸ばすため、企業イメージを向上させるための投資は惜しまない」
 かつてM&Aでグループ入りした広島建設、北海ロード、野田組も業績を伸ばしている。
「地域には必要とされ継続させるべき会社がある。M&Aは共存、発展の手段。優秀な人材を獲得してグループの層を厚くしたい」

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