會澤 祥弘氏【會澤高圧コンクリート社長】

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(あいざわ・よしひろ)1965年静内町生まれ。中央大学卒業後、日本経済新聞社入社。流通経済部記者、ニューヨーク特派員などを経て、98年に會澤高圧コンクリート入社。08年社長就任。

脱炭素化を加速させ、新技術の創造に挑む

 先端技術で世界中から注目を浴びる総合コンクリートメーカーを率いる。バクテリアの代謝機能を活用した革新的製品の自己治癒コンクリート「Basilisk(バジリスク)」の開発など、SDGsが叫ばれる業界で脱炭素化に立ち向かう第一人者だ。
21年は、本当の意味で〝脱炭素元年〟としてスタートを切った。コンクリートの低炭素化を実現するカナダの新技術「カーボンキュア」を国内で初めて実用化した。また、7月にはマサチューセッツ工科大学と締結し、改質廃プラをコンクリート材に使用するリサイクル技術「MiCon(マイコン)」の量産モデルの共同開発をスタートするなど、脱炭素事業を一気に加速させた。
「創業100周年の35年までに企業活動のネットゼロを実現させる」と言明。新しい企業価値を生み出し、イノベーションを起こす準備を着々と整える。

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