コニシ工営
蓄積したノウハウと特殊工法で〝性能向上改修〟を提案
接着剤メーカー大手「コニシ」(本社・大阪府)のグループ企業「コニシ工営」。独自の技術力を生かし、マンションの大規模修繕も手がける。
特に力を入れているのが特殊工法による建物の〝維持・性能向上改修〟だ。例えば、外壁タイルの浮きや剥落には「ボンドアクアバインド工法」を提案している。特殊なアンカーピンでタイルを躯体に固定し、透明な樹脂膜でタイルと躯体を一体化。これにより長期にわたって剥落を予防できるほか、タイルの風合いも維持される。外壁タイルの貼り替えが軽減されるため、将来的な修繕コストの削減にもつながるという。
また、昨年竣工した外断熱改修工事は、国土交通省の補助金事業でマンションの大規模改修工事における道内第1号の採択となった。ここで得たノウハウを生かし、建物の長寿命化と省エネ化、居住性アップなど、管理組合と二人三脚で資産価値の向上を目指す。