タートルロードが輸入建築木材の運送業務を開始

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導入したトレーラーは、乗り心地も良くドライバーにも好評

 食品、コンテナ運送の「タートルロード」(本社・札幌市、北川裕一社長)が、1月から建築木材の運搬業務を新たに開始した。業務拡大により苫小牧営業所の新設も予定する。

 従来、木造住宅の木材は建設現場で大工が加工していた。しかし、人材不足などを背景に、あらかじめ工場で木材を切断・加工する「プレカット工法」が急速に普及。現場の作業工程が減り、効率化が進んだ。
 住宅業界のこうした趨勢に目を付けたタートルロードでは、今年1月に輸入建築木材の運送業務を開始。海外から輸入された木材を苫小牧港から「佐藤木材工業」(本社・函館市、佐藤久幸社長)の恵庭プレカット工場へ搬入。さらに加工木材を工場から現場まで運送する。
 年内には苫小牧営業所の新設も予定しており、輸入木材の運搬業務の効率化を図る。
 これに加え、海外コンテナ輸送も強化している。コンテナ輸送用のトレーラーを10台規模に増強する予定で、すでにスウェーデンのボルボ社製3台、スカニア社製2台を導入している。
 北川裕一社長は「〝乗り心地〟や〝見た目のかっこよさ〟など、ドライバーが働きやすい環境作りも追究しています。苫小牧港を拠点とした輸入建築木材の運送で業容拡大を図る。苫小牧営業所の新設は、当社にとって大きな転機となる」と語る。

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