ライオンズクラブが自殺防止に関する講演を実施

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自殺予防の第一人者の 河西千秋氏が講演

「ライオンズクラブ国際協会331―A地区」(鶴嶋浩二地区ガバナー)が、2月26日に札幌市内で「自殺予防に関する講演会」を開催。一般含めて130人が参加した。

 新型コロナの影響もあり、日本国内の自殺者数は11年ぶりに増加。特に社会人女性は3割近く増加している。
 こうした状況を受け、さまざまなジャンルで社会奉仕活動に尽力しているラインオンズクラブ国際協会331︱A地区では、2月26日に「自殺予防に関する講演会」を開催。鶴嶋浩二ガバナーが今年度の最重要課題の1つとして「自殺防止」を掲げる活動の一環だ。
 当日は、北海道と札幌市からそれぞれ自殺に関する現況報告を実施。その後、札幌医科大学神経精神医学講座の河西千秋主任教授の講演が行われた。河西主任教授は日本の自殺予防の第一人者で、札幌市の自殺総合対策推進部会アドバイザーとして自殺対策のための人材であるゲートキーパーの養成にも従事している。
 講演ではゲートキーパーの社会的意義の啓蒙とともに、育成や支援の取り組みについて述べられた。
 ライオンズクラブ国際協会331︱A地区では、今後も自殺防止に向けて具体的な活動を実施する予定で、4月上旬にはゲートキーパー養成講座も開催。すでに約100人の参加が予定されており、全国的にも極めて大規模な取り組みとなる。
 鶴嶋ガバナーは「今後もライオンズクラブの理念でもある奉仕の精神を持って社会貢献に努めていく」と意欲的に語っている。 

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