高橋工業

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移動式コンテナサウナ「MBS」

コンテナハウス事業で〝住み続けられるまち〟に貢献する

 別海町に本社を置く「高橋工業」は、冷暖房、給排水衛生設備工事で道東エリアのインフラを支える企業の1社だ。
 特筆に値するのが2019年にスタートさせたコンテナハウス事業。SDGsの11番目の目標である〝住み続けられるまちづくりを〟を実践している。髙橋宗靖社長は「元々、SDGsを目的として新事業をスタートさせたのではなく、地域貢献が目的だった」と話す。
 元来、同社のコンテナハウスは、酪農地帯で働く従業員のQOL(生活の質)向上の目的で開発され、昨年12月にはこの技術を応用した移動式コンテナサウナの販売も開始。さらに、今年8月にはコンテナホテル14棟を中標津町内に開設する予定だ。
 髙橋社長は「地方では稼働率のリスクから大型宿泊施設や賃貸住宅の建設が少なく過疎化の一因になっています。コンテナハウスは移動や他用途への転用も容易で、倉庫などへの二次活用も可能。災害時の避難場所としても活用できます。投資リスクを軽減して、こうした問題に切り込み〝住み続けられるまち〟をテーマに地域貢献ができれば」と話す。
 さらにコンテナハウスは工期が圧倒的に短く建設時の重機によるCO2排出や解体時の建設廃材を大幅に抑制。環境への負荷も極めて少ない。

高橋工業
野付郡別海町中春別西町6番地
TEL:0153・76・2046
http://tkhs-kg.com/

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